2015.09.24
レッドディザーブ、背水の陣を制す!
デビュー戦の2着からはじまり
これまで2着なら3度あるディザーブでしたが、
未勝利戦は勝たねば意味をなさない厳しい世界。
いつでも勝てるだろうの今年一月から
またたく間に半年以上が経過して、
ついに背水の陣で挑むことになった今回の一戦。
舞台はダート1400m。
血統的にはドンとこいのイメージも、
過去2戦して3着、7着という微妙な着順に、
またかつて揉まれて大敗という
脆さを露呈したレースもあるだけに、
砂をかぶった時にどうだろう…の懸念はありました。
しかし、使われながらに力を蓄え、
自信を増したディザーブは、
ひと皮向けた雄姿を披露してくれました。
砂をかぶっても、直線で進路を断たれそうになっても
今回こそ勝たねばという強い意思を示すかのように、
名手に操られ力強い走りで
念願の先頭ゴールインを果たしたのでした。
スーパー未勝利戦での苦しい勝ち上がりとなりましたが、
その分初勝利の喜びも倍増といった感があります。
力があっても運に見放された馬は勝つことができません。
そういう意味ではディザーブは、“持っている馬”なのかもしれません。
自ら未来を切り開いたディザーブの未来は明るいものとなりそうです。