2015.09.14
レッドリュンヌ、兄に続く新馬勝ち!
ゼンノロブロイ産駒のレッドリュンヌが
中山2000のメイクデビューを鮮やかに制しました。
牡馬混合のタフな中距離戦は小柄なリュンヌにとって
決して楽な舞台とはいえないはずですが、
道中は鞍上の指示通りに内目を立ちまわり、
直線は極上の切れ味で馬の間を抜けてくる味な競馬。
抜群の競馬センスと根性を感じさせる内容でした。
ディープインパクトを父に持つ兄レッドソレイユも
新馬戦を快勝していますが、牡馬にしてはひ弱い面があり、
師によれば、「新馬は素質だけで勝ったようなもの」とのこと。
実際、そのデビューは3歳の2月と遅れましたし、
その後も思うようにキャリアを重ねることができていません。
もちろん兄のこの秋の復帰も楽しみなところですが、
妹のリュンヌはさらに小柄ながらも体質面に不安はなく、
この時期に新馬を勝てたことにも大きな価値があります。
母リーチフォーザムーンは、
兄にアグネスデジタルを持つ良血馬。
日本で出産した2頭がいずれも新馬勝ちを収め、
徐々にその血の優秀さを証明しつつあります。
その牝系の更なる発展のため、そしてリュンヌ自身の栄冠のため、
次走以降もスケールの大きな走りで私たちを魅了して欲しいものです。