2015.03.16
遂に覚醒 レッドライジェル!
レッドライジェルが嬉しい初勝利を飾りました。
そのレース振りはまさに規格外。
道中はポツンと最後方を追走。
馬込みが苦手という弱点を補うための
ベテランジョッキーならではの戦術だったのでしょうが、
見ている側はハラハラドキドキのし通しです。
逃げ先行馬に圧倒的有利な舞台でこの位置取り、
後方から脚を使うも差し届かずの近走が脳裏をよぎります。
3コーナーを回って徐々に進出を開始しますが、
先行馬群ははるか遠く、その差はなかなか詰まりません。
その一方では持ったままの手応えで直線に向かう人気馬の姿。
ライジェルも外を回って懸命に脚を伸ばしますが、
直線に至るまで5~6頭分程も外を回らされながらの進軍です。
ここから更に脚を使えるのかどうか…
…とそんな不安も一瞬のこと、
決して止まってはいない先行馬たちを一瞬の切れ味で交わし去り、
最後は手綱を押さえる余裕すら見せながら先頭ゴールイン!
幼少時から父ディープインパクトに似ていると評されてきた本馬が、
まさに父が見せてきた規格外のレース振りをここで披露してくれたのです。
確かに父の遺伝子を受け継いだライジェルの次走以降の走りにもご注目ください。