2014.12.22
レッドキングダム、鮮やかな末脚で中山大障害を制す!
レッドキングダムが障害界の最高峰である中山大障害を制し、
ハードル界の頂点まで登りつめました!
障害転向後は順風満帆すぎるほどの過程を歩んでいるキングダム。
しかし過去には中央の平地で都合17戦、ついぞ先頭でゴールを
駆け抜けることのできなかったほろ苦い歴史もあります。
今回にしても2週前に始めて中山コースを経験したばかり。
まして今年は中一週というタフなローテでの参戦でしたから、
期待とは裏腹に不安がなかったわけではありません。
しかし、二度の輸送による疲労もどこ吹く風、
もちろん陣営の懸命な努力もあったのでしょう。
馬自身も手慣れた様子で次々とハードルを飛越し、
大岳柵や大生垣といった難関も悠々とクリアしてみせました。
最後の直線で見せた末脚は障害レースとは思えないほどの鋭さ。
母系に宿る重厚なスタミナと父ディープインパクトの軽さが
ぴったりとマッチして、この大舞台で大きく開花しました。
キングダムのその名は“世代の統治を期待して”名づけられたもの。
今後は障害界の王者として、息長く我々を楽しませて欲しいものです。