2014.12.09

レッドキングダム、巧みな飛越でオープン2勝目!

レッドキングダムが中山大障害の前哨戦ともいえる
イルミネーションS(障害オープン)を制しました。

平地時代を含めても初の中山コースとなりましたが、
前日のスクーリングから好感触を得ていたジョッキーの判断通り、
いつもながらの安定した飛越を披露して、直線では逃げ込みを図る
2着馬をきっちり交わし、2つ目のオープン勝ちとなりました。
きわどい鼻差の勝利となりましたが、3着以下には5馬身差。
さらにジョッキー曰く、「次走を見据えてステッキは2回だけ」
とのことですから、着差以上に完勝だったと言えるでしょう。

これで近4戦中3勝という充実ぶり。
障害馬としては若年といえる5歳馬だけに、
これからさらに円熟味を増していけば、重賞タイトルも
夢物語ではないレベルにまで上昇してきています。
とはいえ、ここに辿りつくまでの道のりは
決して平坦なものではありませんでした。
未勝利戦を勝ちあぐね、岩手競馬を経ての中央復帰。
その後もなかなか思うような戦績は残せませんでした。
しかし、厩舎の試行錯誤、諦めない努力、
障害転向後はジョッキーとの二人三脚により、
こうして障害馬として花ひらくことができたのです。

次走は夢の大舞台(中山大障害)が予定されています。
障害界の有馬記念ともいえるほどの舞台ですから
出走できるだけでも喜ばしいことですが、
今の充実ぶりであれば当然ノーチャンスではありません。
障害界のキングを目指して華麗に翔べ、キングダム!