2014.09.29

レッドオーラム、得意の距離で切れ味発揮!

ひと叩きされたレッドオーラムが
鮮やかな変わり身を見せ、牡馬混合戦を勝利!
10番人気という低評価ではありましたが、
春先にはチューリップ賞、忘れな草賞という
クラシック路線を歩み、鞍上からも、
「この馬でオークスを目指したい」と言わしめた器です。

その小牧騎手に再び手綱が戻り、
過去に最も強い競馬を披露したマイル戦に舞台が変われば、
今回の勝利もあながち大駆けといった意外性は感じられず、
ようやく真の力を発揮してくれた結果という思いです。

内目の追走から直線は最内をついての好騎乗が光ったとはいえ、
馬群に怯まず33.2秒の上がりを駆使したレース振りには
はっきりと進化の跡が見て取れました。

7歳にして中山金杯を制覇したタッチミーノット、
クラブ出身で未完の大器のままターフを去った
レッドブレイゾンらを兄に有する血筋。
小牧騎手が背中から感じた素質を開花させ、
偉大な兄らの遺志を継ぐ存在として更なる活躍が期待されます。