2014.09.25

レッドマニッシュ、極上の切れで久々のV!

レッドマニッシュが、初勝利を挙げた思い出の地で
約2年ぶりに勝ち名乗りを挙げました。

今年に入ってからは自慢の末脚を生かすべく
直線の長い左回りコースを選択されてきたマニッシュ。
陣営のそんな思惑は正しかったようです。
というのも、12着という着順だけ見れば
大敗とも思える2月の長休養明けの一戦でさえ、
勝ち馬からの着差は0.4秒という僅かの差。
どこかひとつ歯車がかみ合えば、何かきっかけさえ掴めれば、
このクラスでも十分チャンスありという状況だったのです。

きっかけの一つとなったのが近4走でコンビを組んでいる
田辺騎手を鞍上に迎えたことでしょうか。
不良馬場と距離不足が重なった3走前こそ崩れていますが、
それ以外のレースでは繊細かつ大胆な騎乗で、
見事にマニッシュの末脚を引き出してくれています。

近2走で披露した上がり32秒台の末脚は、
まさに母スティンガー譲りの極上の切れでした。
母の血はマニッシュだけでなく、兄サトノギャラントへ、
そして弟キングズオブザサンといった兄弟たちにも
確実に受け継がれているようです。

早くから活躍した母ですが、
その能力は古馬になっても衰えを見せませんでした。
そして父シンボリクリスエスの成長力に関しては言うまでもありません。
となれば、まだまだ進化したマニッシュが見られそうで
さらなる楽しみが広がります。