2014.05.23

レッドスパーダ、京王杯SCを快勝!

古豪レッドスパーダ(牡8歳・藤沢厩舎)が、
京王杯SC(G2)で3つ目の重賞タイトルを獲得しました。

3歳時にNHKマイルC(G1)で2着、
その勢いを駆って4歳時に制した東京新聞杯から4年、
8歳にして当時よりもグレードの高いレースを制したことで、
能力に陰りを見せないどころか、老いて益々盛んの勢いです。

その東京新聞杯以降、足掛け4年で17戦。
充実の5歳期(2012年)を脚部不安で棒に振ったこともありますが、
それにしても決して多くはないレース数でしょう。
それだけ馬に合わせて辛抱強く育てていただいたことが、
8歳にしてのG2制覇に繋がったといえるのではないでしょうか。

成績に波のあるタイプと思われがちですが、
その17戦のうち、5着を外したのはわずかに6戦。
その内訳も、[ダート・休み明け・稍重・2000m・重・不良]
と敗因がはっきりしているわけですから、
実は自分のカテゴリーではまず崩れていない堅実派。
毎回能力を出し切る真面目な競走馬なのでしょう。

ということは、次走に予定している安田記念が良馬場であれば…
さすがにG1ともなると楽な競馬は望めないでしょうが、
府中のマイルを滑走するスパーダの雄姿が今から楽しみでなりません。