2014.04.08

レッドグルック、きっちり差し切る!

デビューは2歳夏の福島。
メイショウサムソンの子にしては早めの初陣となりますが、
まだ勝ち負けするまでの力は付き切っておらず、
3戦で切り上げ、今年の2月まで充電に充てました。

その2月の復帰戦が24キロ増での出走。
成長分を加味してもここを叩いて次で…といった雰囲気の中、
府中の直線でかつて見せたことのない
34秒0の末脚を繰り出し、いきなり3着と好走。
力のあるところを見せつけました。

次走も4着と好走して迎えた今回、初の2000m戦となりますが、
父の子であれば1ハロンの延長はむしろ歓迎のはず。
実際、レースではいつになくスムーズに好位を追走し、
直線も鞍上の叱咤に応え、2着馬をきっちりと差し切りました。

使われながら力を付けていく様はまさに父譲り。
それでいて府中で見せた切れ味は母の父サンデーサイレンスのもの。
兄に3連勝でファルコンSを制したインパルスヒーローがおり、
今ちょうど勢いに乗り始めた牝系でもあります。
勝ちはしたものの完成はこれからという陣営の評価もあり、
今後の成長ぶりが楽しみな一頭です。