2013.09.02
レッドリヴェール、無傷の重賞制覇!
今年の2歳一番星を飾ったレッドリヴェールが、
今度は札幌2歳Sの覇者に輝きました。
同レースを牝馬が制したのはビワハイジ以来18年ぶりの快挙。
ビワハイジといえば、自身の重賞3勝もさることながら、
ブエナビスタの母としても名を馳せた名牝中の名牝ですが、
彼女の制した「札幌2歳S」は、
まだ表記が「札幌3歳S」の頃のものであり、距離も1200m。
今とは全く条件が異なります。
距離が1800mに延長された1997年以降、
タフな条件に牝馬受難の時代が続き、
勝ち馬はなく2~3着に食い込むのが精一杯。
そうした馬の中には、アヴェンチュラ、
ヤマニンシュクル、アズマサンダースといった、
後のG1で活躍する名牝たちの名前が見られます。
そんなハイレベルの重賞においてレッドリヴェールは、
最内枠での出遅れも、重たいタフな馬場も、
先行有利の展開も全てをはねのけて、
最後は2着馬をねじ伏せる形で栄冠を勝ち取りました。
出走14頭中最も小柄な426キロの馬体が見せた大きな走り、
将来に大きな期待を抱かずにはいられません。