2013.06.25

レッドスパーダ、久々の美酒!

古豪・レッドスパーダ(牡7歳・藤沢厩舎)が、3年5ヶ月ぶりに先頭ゴールイン!
3歳時のNHKマイルCで2着、明けて4歳、新年からオープン・重賞と連勝した時は、視界の先にG1制覇も見えてきましたが、立派な体躯とは裏腹に芯の弱さが解消せず、その後のシーズンはほぼ休養に充てることとなりました。5歳時もわずか3戦、数少ないレースの中でも、高松宮記念(G1)で入着を果たすなど、順調に使えてさえいれば…の思いは募るばかり。6歳になっても脚部不安は解消せず、ついには年間一走もできない事態に追い込まれてしまいました。長期離脱により一時は再起も危ぶまれますが、関係者の懸命の努力もあって7歳になった今年、見事に復帰。ただ復帰するだけではなく、東京新聞杯では、先行してしぶとい往年の走りを垣間見せていました。そして迎えた今回のパラダイスS。天性のスピードは健在、道中は他馬に惑わされることなく軽快なラップを刻みます。直線、切れ者ハナズゴールが外から襲いかかりますが、スパーダの逃げ脚も衰えない。終わってみれば34秒ジャストの上がり(3F)を駆使しており、止まらないスパーダを後続が差し切るには32秒台の上がりが必要でした。休みが長かった分、7歳とはいえキャリアはまだ19戦。父譲りのセンス溢れる走りとスピードでまだまだ楽しませて欲しいものです。