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2025.03.17

スポニチアネックス

内田利雄騎手の一問一答「全国の競馬場を渡り歩く…大風呂敷だったが、言って良かった」

 3月31日付での引退を発表している内田利雄騎手(63=藤原)が17日、浦和競馬場で引退会見を行った。

引退会見で、笑顔でポーズを取る内田利雄騎手

 会見での一問一答は以下の通り。

――現在の心境は

 晴れ晴れとした気持ち。減量から解放されますから。これまで何も気にせず食事をすることがなかったので

――最後の騎乗は

 21日の浦和競馬最終日が最後になる。

――今後の予定は

 地方競馬教養センター(栃木県那須塩原市)で教官という仕事を仰せつかった。

――引退のきっかけは

 引退は前から考えていた。最近は新聞(出走表)を見てもひらめきがなくなった。そろそろ潮時かなと思っていた時に今回の(教官就任の)オファーが来た。2、3回断ったが…。昨年の12月に決めた。

――印象に残るレースや出来事は

 ブライアンズロマンとベラミロードの二大巨頭やJRAで重賞を勝ったカッツミー…。マカオでもG1を勝った。宇都宮競馬場がつぶれた時はショックを受けた。明日からどうしようと毎日考えていた。そんな時、3000勝を達成した時の表彰式で、今後は全部の地方競馬場を渡り歩きたいと大風呂敷を広げてしまった。予定はしていなかったが、言って良かった。

――騎手としての自己採点は

 気持ちは満点。こんな幸せなジョッキー人生はない。行こうと思ったところへ行けて、好きなジョッキーの仕事をして、外国にも行った。人間性が良かったのか、みんなに好かれた(笑い)。悔いがあるとすれば名古屋が弥富に移ってから行けなかったことと、浦和競馬場でライブができなかったこと。

 ――ファンへメッセージを

 ピンク・ロスが心配(笑い)ですが、みなさんの心の中に生き続けているのでピンクのことを忘れないでください。