2025.03.11

スポニチアネックス

【金鯱賞】プログノーシス 鍵はスタート 史上8頭目JRA平地同一重賞3連覇へ

 今春も始動戦は走り慣れた中京芝2000メートルを選択した。プログノーシスは昨年暮れの有馬記念11着後、いったん栗東に戻ってから宮城県の山元トレセンに放牧へ。リフレッシュを図り、3連覇が懸かるここに狙いを定めた。先月13日に帰厩後も順調に乗り込みを重ね、6日の1週前追いは新コンビ西村淳を背にCWコースへ。いっぱいに追って6F77秒9(1F11秒7)で自己ベストを1秒更新。負荷をかけた。福永助手は「ジョッキーに感触を確かめてもらい、よく動けていました」と好感触だ。

JRA平地同一重賞3連覇を達成した馬

 一昨年このレースは逃げ粘るフェーングロッテンを捉え、3/4馬身差で重賞初制覇。昨年は2歳下の菊花賞馬ドゥレッツァ(2着)に5馬身差の快勝だった。JRA平地同一重賞3連覇となれば史上8頭目の偉業。前走を含め、ゲート内で体勢を崩して立ち遅れるケースがあるだけに一にも二にもスタートが鍵になる。「元々ゲートの駐立が得意な方ではないので練習しながら調整を進めています。条件は合うし、課題のスタートを決めてくれたら」と期待を寄せた。7歳でも衰えは一切なし。得意舞台で地力健在をアピールする。