2024.11.17
スポニチアネックス
道営勢中心も岩手マツリダマスラオ応援
【六車奈々のナナイロ馬券】
南部駒賞は1973年に岩手競馬の2歳王者決定戦として創設された。さまざまな進化を遂げながら04年には地方全国交流競走に格上げ。16年に岩手競馬グレードが導入され、最上位のM1に格付けされた。昨年は岩手の新スター・フジユージーンが4馬身差で快勝、とても感動した。デビューから無傷の5連勝、さらに岩手勢としては第44回(16年)以来の南部駒賞制覇だった。
今年は17年以来、7年ぶりに水沢での開催となる。しかも出走馬9頭中6頭は強い道営馬。岩手馬には地元の意地を見せて頑張ってほしい。本命は道営馬ミラクルヴォイス。前走ネクストスター門別は中団で競馬を進め、4コーナー手前では外から一気の捲り。直線で激しい叩き合いを制した。水沢のコース形態を考えると捲っていける脚は魅力だし、その勝負根性も素晴らしい。
JBC2歳優駿4着のカセノタイガーは実力馬だが、近走は差し追い込みのイメージ。舞台が水沢だということを踏まえると、展開が気になり対抗に。岩手勢ではマツリダマスラオ。前走若駒賞は好位を追走し、直線では狭い間を割ってグイグイと伸びた。北海道勢は強いが、地の利を生かして頑張ってほしい。
馬券は3連複1頭軸で手広く(8)から(1)(2)(3)(4)(5)(7)。各100円で計1500円。
◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の50歳。