2024.10.01

スポニチアネックス

武豊 いざ11度目の凱旋門賞「そろそろ勝っていいんじゃ…」 JRA創立70周年記念式典

 JRA創立70周年記念式典が30日、都内で行われ約330人の招待者が出席した。これまでの中央競馬・馬事振興等の発展に貢献した功労者に対し感謝状と記念品の贈呈が行われた。

笑顔を見せる(左から)JRAの吉田正義理事長、見上愛、武豊、佐々木蔵之介(撮影・会津 智海)

 プレゼンターとしてJRAプロモーションキャラクターを務める佐々木蔵之介と見上愛が登場。日本騎手クラブ会長の武豊をはじめ、日本競走馬協会会長代行として出席した吉田照哉氏、元騎手の岡部幸雄氏ら数多くの功労者に記念品を手渡した。

 式典では70年の軌跡を振り返る映像が流された。武豊は「生まれた時からこの世界にいたので歴史を改めて感じた。人生の半分以上、ジョッキーをやることができてありがたいと思う」と思いをはせた。通算11度目の凱旋門賞挑戦については「日本のジョッキーが勝っていないので、そろそろ勝っていいんじゃないですか。80周年式典の時は私が勝った凱旋門賞の映像が流れていればうれしいですね」と意気込みを語った。

 《社台F吉田照哉氏はシンエンペラーに期待》表彰を受けた日本競走馬協会会長代行で社台ファーム代表の吉田照哉氏は「日本馬がだんだん強くなってきたことを実感している」と、しみじみ。凱旋門賞に出走する唯一の日本馬シンエンペラーにも期待を寄せ「お兄さん(20年ソットサス)が凱旋門賞で勝っているし、血統的にも距離が長い方がいいんじゃないか」とコメントした。