2024.09.06

スポニチアネックス

【京成杯AH】エエヤン 中山マイルで能力全開!小細工なしの真っ向勝負で押し切る

 いよいよ秋の中山が開幕。この開催を誰よりも待ち望んでいたのが、エエヤンだろう。苛烈な気性をどうにも抑えきれず、序盤~中盤からオーバーペースで走ってしまうのが近走の敗戦パターン。しかし、中山マイルだと話は別。2走前ダービー卿CTも早々に先頭に立ち、暴走気味に突き進んでいるように見えたが、最後までしぶとく2着を確保した。23年ニュージーランドT優勝を含み、当舞台は3勝2着1回のオール連対。伊藤大師は「もうここまで来たら中山専用機ということは認めざるを得ない(笑い)。別に中山だからレース前から落ち着いているとかはないのですが、なぜか中山は頑張ってくれる。コース形態なんでしょうかね」と抜群の相性に自信をにじませる。

エエヤン

 京成杯AHは19年トロワゼトワルが“マイルの世界レコード”1分30秒3で逃げ切りV。開幕週の“世界一時計が速くなりやすいレース”なら、いつも以上に前有利となる可能性が高い。「(初コンビの)田辺はいい意味で考え過ぎず、能力を出し切る競馬をしてくれると思う。テーマはこの馬がいかに気持ち良く走れるかです」と同師。今回も小細工なしの真っ向先行。中山マイルならエエヤンは止まらない。