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2024.09.06

スポニチアネックス

【紫苑S】佐々木×レイククレセント 勢いに乗って秋華賞切符ゲットだ!20歳若武者がさらなる大舞台へ

 デビュー3年目、佐々木大輔(20)は函館2歳Sに続き、先週の札幌2歳Sで自身2度目の重賞制覇。夏のいい流れで中山へ。秋華賞トライアル「第9回紫苑S」はレイククレセントとの初コンビで臨む。

佐々木大輔

 偉業達成の若武者、勢いそのままに秋重賞初戦Vへ―― 。函館2歳S(サトノカルナバル)で重賞初制覇を飾り、先週の札幌2歳S(マジックサンズ)では鮮やかな差し切り勝ちと波に乗っている佐々木。グレード制を導入した84年以降では安藤勝(10年)、岩田康(15年)に続く史上3人目の同一年函館・札幌2歳重賞完全制覇を成し遂げ、土曜中山メインはレイククレセント(大竹、父ハーツクライ)とのコンビで一発を狙っている。

 「(重賞2勝は)たまたまです。いいタイミングで強い馬に巡り合えただけ」と謙遜する佐々木。だが、実りある夏を過ごせたのも事実だ。昨年、史上最年少の19歳でリーディングをつかんだ思い出の函館で、今年もリーディング2位の12勝を挙げると、札幌でも快進撃は止まらず12勝。名手が集う北海道シリーズで武豊、横山武に次ぐリーディング3位に輝いた。

 3キロ減の恩恵がない中での好成績。「昨年はゲートをポンと出たら勝てるようなレースが多かった。今年はそうではない分、いろいろ考えて騎乗していたが、そういう中で結果が出たというのは良かったと思う」と本人も確かな手応えを感じている。

 今年は胸椎骨折で約2カ月の休養がありながら、ここまで53勝。昨年の68勝を上回るペースで勝ち星を重ねている。メキメキと実力をつけている20歳が、さらなる大舞台での活躍を見据えて弾みをつける。

 ◇佐々木 大輔(ささき・だいすけ)2003年(平15)11月24日生まれ、茨城県出身の20歳。22年3月、美浦・菊川厩舎所属でデビュー。同年4月10日の中山8R(スイートカルデア)で初勝利を挙げた。JRA通算1603戦130勝(重賞2勝)。1メートル62、47キロ。