【京成杯AH展望】アスコリピチェーノの実績が断然

　中山開幕週の日曜はサマーマイルシリーズ最終戦「第69回京成杯AH」がメイン。実績馬、近走好走馬が入り乱れた好カードだ。

　実績では3歳牝馬アスコリピチェーノが抜けた存在。昨年阪神JFで2歳女王に輝き、今春は桜花賞、NHKマイルで2戦連続2着に頑張った。ベストのマイルなら、古馬陣を圧倒できる底力がある。秋初戦で重賞3勝目を飾り、G1再進出に弾みをつける。

　強力ライバルは“逆転夏王者”が懸かるディオ。米子S→関屋記念で連続2着で現在9ポイント。ここを勝てば10ポイント加算で、現在18ポイントで首位トゥードジボンを逆転し、サマーマイル王者となる。3月東風Sを制した中山マイルも合っている。

　エエヤンは中山マイルの鬼。3歳時にニュージーランドT優勝、今春ダービー卿CTで2着に好走したコース実績は侮れない。3歳オーキッドロマンスはパラダイスSで古馬を撃破。マイルも守備範囲で今の勢いは注目。今春アーリントンCを制したディスペランツァ、桜花賞に駒を進めたコラソンビートも上位候補。