【新潟2歳S　展望】父譲りの切れ味が魅力のコートアリシアンがリードか

　出世レースとして名高い2歳G3「第44回新潟2歳S」が25日、新潟芝1600メートルで行われる。

　少頭数ながら東西の素質馬がそろって混戦ムード。6月東京の新馬戦（芝1600メートル）を中団から5馬身突き抜けたコートアリシアンがわずかにリードか。皐月賞を制した父サートゥルナーリア譲りの切れ味が魅力。1週前追い切りでも古馬2勝クラスを子供扱いにしてスケールの大きさを示している。

　スターウェーブは昨年のセレクトセール（1歳セリ）で3億3000万円（税込み）の高値をつけたキングマン産駒。英G1インターナショナルS優勝アラビアンクイーンなどを近親に持つ良血だ。東京新馬戦を5番手から差し切った末脚は重賞でも通用しそうだ。

　小倉新馬戦で2馬身突き抜けたマジカルフェアリー、新潟新馬戦を2馬身半差で逃げ切った米国産馬シンフォーエバーも目が離せない。やや重の東京新馬戦を最速の上がりで差し切ったジョリーレーヌ、京都新馬勝ちのトータルクラリティにもチャンスがある。