【門別・Jpn3北海道スプリントC】武豊チカッパ　直線豪快に伸びて重賞初V

　門別競馬の「第28回北海道スプリントカップ」（Jpn3）は15日、第11Rで行われ、武豊騎乗で3番人気のチカッパ（牡3＝中竹）が中団待機から直線で鋭く1着。初の重賞制覇を決めた。

　2着に2番人気エートラックス（牡3＝宮本）、3着はティントレット（牡3＝大井・荒山）が入り、3連単＜10＞＜6＞＜3＞は8710円（30番人気）だった。1番人気のエスカル（牡3＝森秀）は7着に終わった。

　レース後の勝利騎手インタビューで武豊は「凄くうれしいですね」と喜びを語り「以前、騎乗したジョッキーから『ラストでいい脚を使う』と聞いてはいたので、末脚を信じて道中はジッとしていました。ゴーサインを出してからの反応が良過ぎて、思っている以上の末脚を使ってくれて凄いなと思って乗っていました」と相棒を称賛した。

　続けて「3歳ですし、初めて乗せもらったんですけど非常に素質を感じました。まだまだ良くなりそう感じがするので今後が楽しみです」と笑みを浮かべた。

　14日はイベントに参加する予定だったが、順延となった盛岡競馬のクラスターカップに騎乗するため中止。「昨日（14日）迷惑をかけた分、結果で返したいという気持ちが強かった。パドックでまたがってから馬の状態が良さそうだったんで、自信を持って乗りました」と安堵（あんど）の表情。

　週末は札幌競馬で騎乗予定。18日の札幌記念（G2）では21年のダービー馬・シャフリヤール（牡6＝藤原）と初めてコンビを組む。