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2024.08.15

スポニチアネックス

【札幌記念】シャフリヤール貫禄!余力たっぷり先着、陣営「力ある馬。良馬場でやりたい」

 函館滞在のシャフリヤールも元気いっぱい。Wコース併せ馬でしっかり負荷をかけた。貫禄のダービー馬が北の大地で完全復活の雄叫びを上げるか。

函館ウッドコースを併せてで追い切ったシャフリヤール(左)(撮影・千葉茂)

 貫禄の動きを見せた。G1・2勝シャフリヤールは北村友(レースは武豊)を背に函館Wコースで僚馬ハワイアンアイコン(3歳未勝利)と併せ馬。雨の影響で不良馬場と走りづらいコンディションではあったが、大きく追走する形から外めを通って徐々に差を詰める。直線は余力を残したまま僚馬を1馬身半かわして、馬なりで5F69秒0~1F13秒1をマークした。先月31日の2週前追い(函館Wコース4F55秒3~1F13秒5)にも騎乗した北村友は「2週前と比較すると当たり前ですが、全体的に良くなっていると感じました」と良化を強調した。

 やや重で行われた昨年の札幌記念は勝負どころでズルズル後退して11着に敗れた。レース後、喉頭蓋(こうとうがい)エントラップメントの手術を受けた。藤原和助手は「昨年は道悪うんぬんではなく、喉の影響が一番大きかった。敗因は分かっている」ときっぱり。悲観はしていない。過去、G1・6勝グランアレグリアも発症したことがある症例で同馬は手術後に21年天皇賞・秋3着、ラストランのマイルCSで有終の美を飾った。

 シャフリヤールも復帰戦の米G1BCターフで3着に入り、前々走の有馬記念が5着と健闘。22年1着、昨年5着に続く参戦だった3月ドバイシーマクラシックは地元の勝ち馬レベルスロマンスこそ強かったが道中3番手から脚を伸ばし、日本馬最先着の2着と存在感を示した。藤原和助手は「(喉が)治ってからは着順が良くなっている。6歳なので大きな成長はないけどその分、たくさん経験を積んでいる」とキャリアの強みを強調した。

 21年ダービーと22年ドバイシーマクラシックを勝って、出走馬で唯一のG1・2勝と実績が光る。「元々、力がある馬。良馬場でやりたい。展開次第やね」。昨年より順調に調整を進めたダービー馬がレジェンド武豊との新タッグで完全復活を狙う。

 《日曜札幌メインは任せろ!》日曜の札幌メインは武豊にお任せあれ。今夏は札幌4週で2勝、2着2回とオール連対続行中だ。開幕週のしらかばSをゾンニッヒで勝利。2週目クイーンSはボンドガールで惜しい2着だった。先々週のエルムSはテン乗りのドゥラエレーデで連対。先週のUHB賞はプルパレイを鮮やかにVへエスコートした。今週もレジェンドの手綱さばきから目が離せない。