ドンフランキー抜けた存在

　【六車奈々のナナイロ馬券】待ちに待ったクラスターカップだ！中心は、当然ドンフランキー。昨年はリメイクに内から差されたが、今年のメンバーなら抜けた存在。だが、割り引き材料がないわけではない。昨年はプロキオンSを勝って挑んだが、今年はドバイ遠征以来の休み明け。実績がないわけではないが、個人的には大型馬の休み明けは少し不安。その隙を突いてくるとすれば、目下3連勝中のコスタノヴァ。1レースごとに力をつけ、前走も強い勝ち方だった。しかし1200メートルが初めてなこと、さらに近走は発馬がひと息で、スタート直後に後方から巻き返していることを考えると、ドンフランキー相手ではこれが致命的となる可能性もある。スタートが決まれば、逆転があるかもと思わせてくれる。ルメール騎手の手腕も楽しみだ。

　ジレトールはここにきてオープンを連勝。前走は芝レースかと思うほど素晴らしい末脚。後方から馬の間を縫いながら直線だけで差し切った。ドンフランキーを見ながら、自慢の鬼脚でどこまで迫れるか。鞍上は天才・武豊騎手。同馬に2回目の騎乗で遠征してくるだけに、こちらも勝ちまで夢を見たい。展開次第ではクロジシジョーの3着も。

　馬券は3連単フォーメーション（2）（7）（12）ー（2）（7）（12）ー（2）（11）（12）で各100円で、計1000円。

　◇六車　奈々（ろくしゃ・なな）1973年（昭48）12月2日生まれ、京都府出身の50歳。