2024.08.08

スポニチアネックス

【小倉記念】ディープモンスター重賞初制覇へ充実!池江師納得「中身しっかり」

 栗東ではサマー2000シリーズ第3戦「第60回小倉記念」で重賞初Vを目指すディープモンスターが坂路で力強い脚さばきを披露した。

坂路で追い切るディープモンスター(撮影・亀井直樹)

 活気みなぎる脚さばきを見せた。ディープモンスターは厩舎スタッフ騎乗で開門直後に坂路へ。前半2Fを15秒6→14秒1のゆったりしたラップから、鞍上が促すとグンと加速。12秒7→12秒1でシャープに駆け上がった。4F54秒5で全体時計は目立たなくても、池江師は「先週しっかり時計を出しているので、今朝は馬なりでサラッと。動きは良かったです」と納得の口ぶりだった。

 先週CWコースで6F79秒5~1F11秒2の猛時計を刻み、もう強い負荷は必要ない。この日の最終追いで反応を確かめ、納得の仕上がりだ。「割と細身な馬で肉体的にはそんなに変わらないですが、中身がしっかりして全体的に成長してきました」と充実ぶりに目を細めた。6歳夏を迎え、完成期に入りつつある。

 前走の鳴尾記念5着については「急仕上げだったので半信半疑でした」と回顧。道中は力む面を見せながら、直線でもうひと伸びして上位馬に食い下がっていた。勝ち馬ヨーホーレイクに0秒3差の接戦で悲観する内容ではない。「能力があるので、さすがだなという感じ」と評価した。

 中間は気になる反動もなく「回復は思ったより早かった」という。先月上旬から栗東の坂路とCWコースで入念に乗り込み、前走とは出来が違う。トップハンデ58・5キロでも言葉に手応えをにじませる。「デビュー前から凄く期待していたし、ディープインパクト産駒らしい瞬発力。何とか重賞を勝ちたいですね」と初タイトルへの期待を口にした。