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2024.08.01

スポニチアネックス

【園田競馬】小牧太がファン紹介式であいさつ「園田からJRAのG1を勝つ馬を。見返したい」

 7月いっぱいでJRAの騎手免許を返上し、1日付で兵庫県競馬の騎手として再スタートを切った小牧太(56=中塚猛)が、園田競馬の10R終了後、西ウイナーズサークルでファン紹介セレモニーに臨んだ。

花束を手にした小牧太は騎手仲間に囲まれ記念撮影

 開口一番「ただいまー」とファンに呼びかけ、大きな拍手を浴びた。「園田が大好きなので戻ってきました。この熱気のある競馬場が大好きです。今までの小牧太から脱却して、スマートに乗りたい」と抱負を語った。

 第3の騎手人生。夢はと聞かれ、こう答えた。「今までの経験を全て出して、園田から全国一の馬が出てくれたら。JRAのG1を勝つような馬を。見返してやりたいですね。まあ、夢ですが…、できると思うので」。この決意表明には大きな拍手が上がった。

 すでに1日早朝には園田で調教に騎乗。「20年ぶりに松本幸祐君と併せ馬しましたよ。園田は砂も良くなって乗りやすかった」

 復帰後の初騎乗は14日の予定。「一生懸命に乗って1つでも馬券に絡みたい。お酒も控えていますよ。恥ずかしい競馬はできないので今日から走り込みます」と笑顔で語った。

 小牧はJRA騎手としてラスト騎乗となった7月21日の小倉12Rで12番人気モスアカボスをVに導き、まさに有終の美を飾った。

 小牧の騎手人生は85年、兵庫でスタート。兵庫リーディングを10度獲得。地方通算3376勝を引っ提げ、04年にJRAへと移籍した。JRAでは11741戦911勝。重賞34勝を挙げ、G1は08年桜花賞(レジネッタ)、09年朝日杯FS(ローズキングダム)を制した。