2024.07.28

スポニチアネックス

新潟競馬で“時間拡大効果” 昨年の開幕初日比較で売り上げは120%超

 27日に開幕した新潟競馬は、暑熱対策として競走時間帯の拡大を実施。気温が上昇し始める時間帯に、従来の昼休みを約3時間半に延長しレースを休止した。休止時間中にはパドックにファンが入れる「パドックウォーク」や、特設ステージでのミュージックライブなど、ファンを楽しませるさまざまなイベントが開催された。入場者は無料だったこともあり1万3133人で、昨年の開幕初日との比較で140%超。売り上げも119億561万9500円で同120%超と大きく伸びた。

<新潟競馬猛暑対策昼休み雑感>昼休みに新潟競馬場のパドックが一般解放された(撮影・郡司 修)

 普段から競馬場に足を運んでいる石川県の岩元風希さん(23)は「人馬があっての競馬なのでこうした対策はいいことだと思います。これから先も継続してほしいです」と歓迎。福島県から訪れた3歳のさくらちゃんは「お馬さんと同じところを歩けて楽しかった」と笑顔だった。

 騎手にとっても長い昼休みは初めて。原は「一度調整ルームに戻って体を休めた。そこからもう一度スイッチを入れるために熱い風呂と水風呂を交互に入るなど工夫した」と、オンとオフを切り替える時間として有効活用。加藤征師は「これといって何も変わらなかったよ。ジョッキーの方が体力面の回復など大きく影響があるんじゃないかな」と、今回の昼休み拡大に好意的だった。