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2024.07.26

スポニチアネックス

【地方競馬コラム】船橋のガバナビリティー満点デビュー 佐藤裕太厩舎の偉大な先輩馬に続け

 先々まで覚えておきたい逸材だ。ガバナビリティー(牡2=佐藤太、父シニスターミニスター)が満点デビューを飾った。

デビュー戦を圧勝したガバナビリティー

 22日の船橋3R2歳新馬戦(1000メートル)。ダッシュ良くハナに立つと、ほぼ持ったままで7馬身差の圧勝劇を披露した。勝ち時計1分1秒3は今年、船橋5Fで行われた新馬戦の中で最速。手綱を取った笠野は「負けるつもりはなかった」と胸の内を明かすと「操作性がいいし、気性も素直。現時点で注文はない。このまま順調に成長していってくれれば」と褒めちぎった。

 5月10日に行われた千葉サラブレッドセールで1650万円(税込み)の値が付いた。佐藤裕太師は「凄い馬体をしていたので目を付けていた。中央の方々には立派な馬体が逆に“芝はどうか”という感じになったみたい」と振り返った。

 セールからわずか3カ月弱でデビューして馬体重は451キロ。引き締まった筋肉に目を見張った。シシュフォスとギガースの3歳ダブルエースを出した厩舎力がうかがえた。

 今後は平和賞(S2、10月30日、船橋1600メートル)を目標に調整される。シシュフォスは東京ダービー、ギガースは兵庫チャンピオンシップにそれぞれ南関東代表として出走した。偉大な先輩に続くことができるか。ガバナビリティーの次走が待ち遠しい。(大沢 太久)