2024.07.16

スポニチアネックス

【中京記念】アルナシーム変身!操縦性良化で見えた重賞初制覇

 重賞初制覇を狙うアルナシームが見違えるように変わった。この中間は脱力をテーマにキャンターからじっくり時間をかけて乗り込んでいる。五十嵐助手は「元々、前向きで掛かりやすかったが調教を工夫したことで、そのあたりがどんどん良くなっている」と操縦性の良化を強調した。

アルナシーム

 1週前追いは横山典を背にCWコース単走でしっかり負荷をかけ、5F65秒5~1F11秒4。「折り合いがついて掛かるところがなかった。2歳からずっと担当しているが今回が一番変化を感じる」と笑みを浮かべた。

 東京芝1800メートルの前走エプソムCは22年11月秋色S6着以来の左回りで5着。スタートから押して道中3番手につけたが直線、伸びを欠いた。

 五十嵐助手は「(レース後も)まだ余力があったし、ずっと手前を替えなかった」と振り返る。全5勝を挙げる右回りに替わって一変が可能。「右回りの方が手前を替えるのもスムーズだし小回り平たんはいい」と舞台を歓迎した。精神面が成長した今なら最後のひと押しが利く。