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2024.07.12

スポニチアネックス

【園田競馬 兵庫サマークイーン賞】ハクサンアマゾネス連覇 重賞24勝目で平地重賞記録更新

 園田競馬の「第17回兵庫サマークイーン賞」(1700メートル)が行われ、断然の1番人気に支持された吉原寛人騎乗のハクサンアマゾネス(牝7=加藤義)が好位から力強く抜け出して、連覇を達成した。重賞は24勝目。2着にアンティキティラ、3着はグレースルビー。遠征勢が上位を独占した。

兵庫サマークイーン賞をハクサンアマゾネスで制した吉原はガッツポーズ

 力が違った。ハクサンアマゾネスが力でねじ伏せた。スタートを五分に出ると、吉原は慌てず前の2頭を見る形でリズムを優先してレースを運んだ。

 勝負どころを迎えても手応えには余裕。直線では前を行くアンティキティラをきっちり捉えた。まさに完勝、貫禄の連覇だった。

 「いい走りができました。暑さにも耐えて、いい状態で来ることができました。本当に馬には頭が上がらない。感謝しています」。吉原はいつも期待に応えてくれる相棒に脱帽した。

 加藤義師も満足げ。「ホッとしました。スタートも出てくれたし、馬場も味方してくれましたね」と頬を緩めた。

 これで重賞は24勝目。自身の持つ平地重賞記録をまた更新した。舞台は違うが、ばんえい競馬のオレノココロが持つ25Vに、あと1つと迫った。

 次走は「戻ってからの状況次第ですが、読売レディス杯(8月6日、金沢1500メートル)も選択肢の一つです」と加藤義師。さらに強さを増す金沢最強牝馬からますます目が離せない。