2024.07.11

スポニチアネックス

【函館2歳S】サトノカルナバル サラッと仕上げ!Wコース馬なり単走4F55秒0

 函館競馬場の公開調教に来場したファンは函館2歳Sの主役を張るサトノカルナバルに熱い視線を投げかけた。同時に名門・堀厩舎のソフトな仕上げぶりにも驚かれただろう。「静」に徹した内容。函館Wコースの追い切りは馬なり単走で半マイル追い。4F55秒0~1F13秒0。新コンビを組む佐々木は体感から「(ペースは)13~13秒くらいですかね」と涼しい顔。堀厩舎の最終追いはサラッと仕上げることも多く、今回は典型的。堀師も「追い切りは微調整ですが、佐々木騎手に感触をつかんでもらいました。(先週木曜に)函館入厩後はすぐ環境になじんで完食しているほど。集中して走らせて決め手を引き出してほしいと思っています」と期待した。

函館Wコースで単走で追い切ったサトノカルナバル(撮影・千葉茂)

 前走の東京新馬戦は7馬身差圧勝に衝撃が走った。次走が意表を突くかのようにも映る函館2歳S。鞍上は「体高が高くて(胴は)長い。落ち着きもあります。自分からカッとなるのではなく促して動くタイプ。前走をああいう形で勝ったので“落とせない”気持ちで臨みます」と力を込めた。

 佐々木と堀厩舎のコンビはチャックネイトで函館記念にも挑む。両日重賞Vを狙える雰囲気。まずは函館2歳Sでアドバルーンをぶち上げる。