【ばんえい競馬】26日からの開催を中止　3頭から馬インフルエンザ陽性反応

　帯広市農政部ばんえい振興課は25日、ばんえいの競走馬3頭から届出伝染病である馬インフルエンザの陽性反応が検出されたため、26日から28日に開催予定だった第2回ばんえい競馬（1～3日目）を中止すると発表した。代替開催などは未定。

　25日に実施予定だった第2回能力検査を体調不良馬（感冒、熱発など）発生を理由に、24日に中止発表。その際、馬の検体をインフルエンザ簡易検査キットにて検査した結果、3頭から陽性反応が検出された。

　馬インフルエンザはウイルス感染による発熱や呼吸器症状を起こす伝染病で、多くの場合は対症療法による治療となり殺処分の必要はない。これまで人に感染した事例は確認されていないという。

　なお、帯広競馬の26日のJRA発売、他場発売、帯広競馬場でのイベントは予定通り行われる。

　ばんえい競馬では今年1月、馬コロナウイルス感染症が発生したが、防疫措置を講じ、開催の中止もなかった。