2025.04.24

スポニチアネックス

【マイラーズC】ジュンブロッサム全開ムード!約3年2カ月ぶりに武豊とコンビ復活

 京都メイン「第56回マイラーズC」は巻き返しを期すジュンブロッサムが坂路で好反応。約3年2カ月ぶりにコンビを組む武豊(56)を背に、マイル重賞2勝目を狙う。

坂路で追い切るジュンブロッサム(撮影・亀井直樹)

 雨の中、坂路を力強く駆け上がった。ジュンブロッサムは程よい行きっぷりで加速ラップを刻んでいく。終盤にさしかかったところで乗り役が軽めに促すとグイッとひと伸び。ラスト1Fは12秒2でフィニッシュした。その様子を見守った友道師は「追ってからの反応が良かったし、いい感じだったと思う。(レースの)間隔は空いた方がいい」と満足げに切り出した。

 昨秋の富士Sで差し切りを決め、重賞ウイナーの仲間入り。負かした2着馬は次戦のマイルCSを勝ち、5日のドバイターフで海外の強豪を撃破したソウルラッシュだから値打ちがある。今年初戦の東京新聞杯(10着)は重量59キロで末脚不発に終わった。「富士Sのようにもう少し後ろから行って脚をためる形の方が良かったかも」と振り返る。

 条件戦での2勝はレコードV。同じ京都芝マイルで行われた5走前の水無月Sは1分31秒5で勝ち、持ち時計は出走メンバー最速。開幕週でスピードが求められる馬場は大歓迎だ。「決め手を生かせる開幕週は合う。改めて期待したい」と意気込む。武豊とは22年共同通信杯4着以来のコンビ。39年連続のJRA重賞制覇がかかるレジェンドが相棒の切れ味を最大限に引き出す。