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2025.04.16

スポニチアネックス

【大井11R・東京スプリント】エートラックス 2番手抜け出しで重賞2V モレイラ「よく粘ってくれた」

 「第36回東京スプリント」(Jpn3)が16日、大井競馬場の11Rで行われ、4番人気のエートラックス(牡4=JRA・宮本博、父ニューイヤーズデイ)が2番手追走から直線抜け出し優勝、昨年の兵庫チャンピオンシップに続き再びモレイラ騎乗で2つ目の重賞タイトルをモノにした。2着にサンライズホーク、3着は浦和のエンテレケイア。1番人気に支持されたガビーズシスターは5着だった。

東京スプリントを制したエートラックス⑪

 「やっぱりモレイラだ」「モレイラすげえ」。ゴール直後にどこからともなく広がったファンの声。まさに「マジックマン」の面目躍如だった。スタートでやや後手に回ったが二の脚を使って勢いをつけると、逃げたエンテレケイアをマークする形で2番手をキープ。徐々に仕掛けていったのが4コーナー過ぎ。直線で内ラチ沿いに進路を取ったエンテレに対して馬体を離し馬場の中央を追い出した。左ステッキ2発でゴーサインを送ると残り200メートルで先頭に。後は手綱をしごいて、しごいて後続の急襲を振り切った。

 モレイラは「またがった時に前回より肉体的にも精神的にも成長を感じた。道中はリズム良く運べたし手応えも良かった。ハナに立つのが少し早かったが、よく粘ってくれた」と笑顔でレースを振り返った。今後は「短距離路線に向かうことになる」(宮本博師)の言葉通りダート界のベストスプリンターへ、きっかけをつかんだ一戦となった。