2025.03.31
スポニチアネックス
森裕太朗 ラスト騎乗4着、今後は調教助手に「競馬界をもり立てるような馬をつくっていきたい」
今月いっぱいで引退する森裕太朗(28=高橋亮)が30日、9年の騎手生活にピリオドを打った。ラストライドとなった阪神6R・3歳1勝クラスはゴメンネジロー(牡=谷)に騎乗。道中は後方で脚をためて直線、外から追い込んで4着。自身初勝利(16年4月16日)の相棒コーディネーターと同じくラストも岡浩二氏の所有馬だった。検量室前で出迎えた岡オーナーが「よく頑張ったな」とねぎらいの言葉をかけると森裕はうっすらと涙を浮かべた。

前日の阪神4R2着ピストルスターを合わせ、ラストウイークは2鞍でJRA通算1996戦81勝。「最後の週に勝負できる馬を2頭用意してくださったオーナー、調教師、関係者の皆さんに感謝です。応援してくださったファンの皆さんがいたから、ここまでやってこられました」と熱い思いを伝えた。今後は所属先の高橋亮厩舎で調教助手となる。「助手としてジョッキーをサポートしつつ、競馬界をもり立てるような馬をつくっていきたい」と意気込みを語った。