仔馬便り（レッドコルディス22）

1歳になったレッドコルディス22（ハービンジャー・牝）を紹介します。

レッドコルディスは2歳10月・京都芝2000mの牡馬混合の新馬戦を1番人気に応えて快勝しました。この時2着に退けたアディラートはその後オープンで活躍しています。コルディス自身はこの勝利が最後の勝ち鞍となってしまいますが、フローラS（5着時）で見せた末脚からも高い能力は秘めていたはずです。

コルディスの祖母ヤシュマクは、かつてレッドディザイアが3着に敗れたフラワーボウル招待（G1）の勝ち馬。その兄弟には日本で種牡馬となったウォーニング、コマンダーインチーフのいる世界的名血でもあります。

いつ大物を出してもおかしくない血統背景。ハービンジャーも産駒の活躍により隆盛を取り戻しつつあります。父はどちらかといえばフィリーサイアーの傾向があるだけに、牝馬に産まれた本馬には自身の活躍のみならず、名血を繋ぐ使命を果たしてもらえればと期待しています。