2023.02.22
仔馬便り(レッドシャーロット22)
1歳になったレッドシャーロット22(スワーヴリチャード・牡)を紹介します。
母は芝で初勝利を挙げましたが、ダートに矛先を向けてから成績が安定したように、どちらかといえばダート色の強かった馬。そこにダート出走歴のないスワーヴリチャードが付けられて、いったいどんな競走馬に育ってくれるのでしょうか。ハーツクライ産駒がダートでも重賞勝馬を輩出していることからダートもこなせるでしょうが、芝中距離での圧倒的強さを思えばやはり芝向きかも…?
こればかりは走ってみないと分かりませんが、未来を勝手に妄想するのも楽しいものです。
スワーヴリチャードのみならず、リスグラシュー、シュヴァルグラン、サリオスを世に送り、晩年になってドウデュースを輩出したハーツクライの血は偉大です。現役時代にライバルだったディーブとハーツの争いは種牡馬になってからも続き、今後は仔の世代が種牡馬となって争う時代に突入します。
こうした血の紡ぐロマンを感じられることも競馬の楽しみ。いずれも庄野厩舎で走った父母から産まれた本馬は、よりそうした想いを感じられる一頭です。今からデビューが楽しみです。