2023.01.31

仔馬便り(レッドセシリア22)

1歳になったレッドセシリア22(エピファネイア・牡)を紹介します。

まだ自身の活躍に見合う産駒を出せていないレッドセシリアですが、新馬で3着に好走したルージュアズライトはこれからの真価発揮に期待。レッドルーベンス、レッドリベリウスにしてもどこかで噛み合っていればまた違う結果も出ていたのではと思っています。

自身はキャリア1戦の身で阪神JFを3着、その後も確かな成長力でOPまで昇り詰めました。兄弟にもレッドセインツ、ライジェル、カイザー、クレオス…といった活躍馬が多数。間違いなく良駒を出す資質は秘めているはずです。

本馬は年子の姉に続いて付けられたエピファネイアの牡駒。線の細かったセシリアにしては立派な馬体に出たのは父の影響でしょうか。ただ、父母、祖父母から栗毛の要素を持つのはセシリアの母サセッティ(栗毛)だけ。ということはこの仔は母の母方の影響を色濃く受けているのでしょうか。

そんな単純なものではないのでしょうが、サラブレッドの遺伝の優劣についてあれこれと思いを巡らすのも血統の面白さ、奥深さかもしれません。これまでの産駒とはちょっと毛色の変わった仔として母の名声を高める活躍を期待します。